
Illustration : SEIGOFUKUDA
ファッションの通販サイトを覗いた時のことだ。アウトドアウェアの商品キャプション欄を見ると、「いまや社会現象とも呼べる野外フェス……」という文言が躍っていた。
現代フェスが社会現象と呼べるほど巨大なマーケット~文化フォーマットであるかどうかは判断のわかれるところだろうが、いまや「フェス」という単語が日常会話で使われることは珍しくないわけで、この意味ではフェスは現代消費社会の一部に組み込まれていると言えるだろう。
だが、それはフェスというものが消費財になったということを示唆することでもある。「たまごっち」「エアジョーダン」「渋谷系」「クロックスのサンダル」などと同じようにフェスは消費され、いまから10年後には「あった、あった。フェス!」という扱いをされてしまうのだろうか。
現状確認を行っておこう。
まず、これだけ取り沙汰されていながらマーケットとしての野外フェスは頭打ちに達している感が強い。
『ぴあライブ・エンタテインメント白書2009』(ぴあ総合研究所)には、00年から08年までのフェス市場規模推移が掲載されている。









