タイコクラブ | Hallo Berlin! #11 – Melt Festival 

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Hallo Berlin! #11 – Melt Festival

ベルリンから車で1時間半ほど、デッサウのほど近くにあるFerropolis(鉄の都市)と呼ばれる場所で7/16~18に開かれた、Melt! Festivalに行ってきました!

ヨーロッパは夏ともなると膨大な数の音楽フェスティバルが行われていて、とても把握し切れない程なのですが、Melt!はベルリン近郊では最大規模のダンス・ミュージックを中心とした商業フェスティバルです。

少し前にFusionというフェスティバルも行われていましたが、こちらは当日までラインナップを公開しない、ほとんどがローカルのアーティスト/DJによって占められているアンダーグラウンドなフェスティバル。

Fusionは都合がつかなくて行けなかったんですが、Melt!は参戦して参りました!どちらも何ヶ月も前にチケットが売り切れてしまう人気ぶり。今回はOstgut-Tonの所属アーティストが全員出演するという特別企画、しかも全部で7つあるステージのうちの一番小さなステージ、その名も「Sleepless Floor」では24時間まるごどOstgut DJsがプレイするというプログラムがあったので、一緒にワゴン車に便乗させてもらって土曜の午後~日曜午前の間だけ潜入してきました。


ロケーションは炭坑跡だそうで、巨大な掘削機がドカンドカンとそびえ立っている「野外工業博物館」となっています。
露天掘りによって出来た凹みに水を入れた人工湖があり、それを囲むように会場が広がっています。
んー、まさにインダストリアル!!

昼間に会場に着くと、まだ大きなステージは公演が始まったばかりで、前日から来ていたお客さんたちがまだリラックスしているような状態でした。キャンプサイトの方から少しずつ会場に人が流れてきて、湖で泳いだりしている人も。
「Sleepless Floor」ではTama Sumoがプレイ中。100人程度のお客さんがゆる~く踊ってました。
そこからSteffi、Fiedel、Ben Klockとバトンタッチされていくうちに辺りも暗くなり、すっかりパーティーモードに。


仲良しのDJ Peteたちが会場に到着したので、一緒にご飯を食べがてら会場を偵察。アーティスト・テントでご飯を食べていると、Moderat (Modeselektor + Apparat)のステージにゲスト出演するというTikimanと遭遇!しばしDJ Peteの応援団をした後、大きいステージのライブもチェックしに行きました。

最初に見たのがJamie Lidell。かつての実験的パフォーマンスはどこへやら、すっかりポップバンドになってました。ファンキーで歌も上手いし、決して悪くはなかったけど、あまりにキャッチーで、もう少しエクスペリメンタルな要素があってもいいんじゃないの?と個人的には思いました。続いてのHercules & Love Affairはライブがいいと評判を聞いていましたが、確かに良かった!メンバーの衣装から佇まいから、もう完全にディスコ!80年代初頭のイナタイ感じを完璧に再現していて、リアル・ディスコ世代でない私には新鮮!会場も盛り上がって、本当に楽しいライブでした。


その後は隣のメインステージに移って久々にDJ Shadowを見ました。もともと大好きなんで、なつかしい名曲満載でアガりましたー。大きな舞台にポツンと一人でのパフォーマンスでしたが、がっちり会場をロックしてましたね。ドラムンベースなどテンポも速めで踊れる仕様にしてあって、見応えというか聴き応えのある1時間強でした。

続いて、メインステージのヘッドライナーだったのがModerat。彼ら、特にModeselektorはホント人気がありますね。ライブも面白いと非常に評判が高い。Moderatは初めて見ましたが、テクノ、ブレイクビーツ、エレクトロ、それにややインディーロック的な要素を凝縮したような、キャッチーかつインパクトのあるパフォーマンス!!噂通りとても良かったです。2曲でゲスト出演したTikimanも、上手い!Rhythm & SoundやWax Treatmentでゆるくセッションしているところは何度も見てますが、また違ったタイプの音でも上手くハメていきますね。さすが!と感心&満足のヘッドライナーらしいステージでした。


気づくともう朝5時近く。辺りも明るくなったところで、TigaとCarl Craigを少し聴きに。フロアは盛り上がってましたが、私が半日以上ほぼ彷徨いっぱなしだったので疲れてしまい、フラフラと「Sleepless Floor」に戻りました。

するとこちらもフツーにBorisが日曜朝のBerghainばりにアゲアゲなプレイ。続いてのMonika Kruseもアゲアゲ。まだまだ踊り足りないパーティー・ピープルを盛り上げてました。この辺りで完全に電池が切れ、帰りの車では爆睡して帰宅。そこからまた10時間寝倒したのでした。


 

浅沼優子/Yuko Asanuma

主な仕事は音楽ライター/通訳/翻訳など。
インディペンデントなヒップホップやダンス・ミュージックを得意分野とし、「徹底現場主義」がポリシー。
おもし ろそうなライブやパーティーをひたすらチェックしつつ、日本の音楽誌、カルチャー誌、ファッション誌などで通訳やインタビュー原稿の執筆をやっています。
現場で鍛えた耳と足腰には自信アリ。拠点を東京からベルリンに移し、新生活を始めると共に現地の音楽事情をレポートしていきたいと思います!


2010-7-27th Up 



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